時刻は午前 10〜11時、気温は -15℃くらいだったでしょうか、ダイヤモンドダストの中に、このような二重の虹が見え、内側の虹に頂点部分には、まるで富士山を逆さにしたような光の模様が現れています。太陽は地平線近くにあります。内側の虹の、地平線の近くにも明るい光点があり、太陽が横一直線に3つ並んでいるようでした。

この現象はかなり長く続いていましたが、見える範囲は狭く、写真を撮った地点から 1km も離れると消えてしまい、その外側ではダイヤモンドダストは見えましたが、虹のようなものはなく、よく晴れた青空が広がっているだけでした。
ダイヤモンドダストの中に虹の一部が見えたり、太陽の片側か両側に光の点が見えることは時々ありますが、このように完全な形で見えたのは初めてです。特に頂点部分の逆さ富士が不思議です。
96年12月15日、1年ぶりでまた同じような現象を見ました。時刻は昼ごろ(なのに冬至に近いのでこんなに太陽が低いんですよ)、気象条件は上とほぼ同じです。見た場所は前回から4kmほど離れた所でした(前回の場所にも行きましたが見えませんでした)。この時は、二重の虹は一部しか見えませんでしたが、「逆さ富士」がよく見えました。また、それと太陽の中間に、もうひとつ薄く、小さいV字型の光が見えました。残念ながら写真には、実際に見えたようにはっきりは写りませんでしたが。

その後、ある方からメールで教えていただいたのですが、これはハロまたはアークと呼ばれる現象だそうで、空中の氷の結晶による光の屈折や反射のために起こるようです。結晶の状態により、内側の円、外側の円の他、垂直な光、幻日、環天頂の円など、色々な光の現象がありますが、上の写真のように、そのいくつかが同時に起こるのは珍しいようです。

これは97年1月に見た、非常に色のあざやかな雲です(写真では色がよく判らないかもしれませんが)。ところどころにきれいな色がつき、夕暮れの空に異様な明るさで浮いていました。少し離れたところの雲も、同じように色つきでした。氷の粒による色の分解で起こるのでしょうか?